元DeNA創業メンバーの渡辺氏が創業した「Quipper」をリクルートが約48億円で買収、現状と今後の狙いを聞いた
このこと自体を決断したのはそれなりに前なので、自分の中では今更な感じがありつつも、大きく取り上げられると、やっぱりなかなか感慨深いものがある。
みんなもなんか書いてるし、せっかくのタイミングなので、自分も何か買収される側の変化みたいなものを書こうと思って書き始めてみたのだけど、そこまで大きな変化みたいなものがなかったことに気づいた。というのも買収後、元々Quipperがやっていたこと/やりたかったことの方向性が変わったわけでもなく、ただその方向を強く加速してもらっているという感じなので、とても自然に進んでいる。
上の記事の中でCEOである渡辺さんがモビルスーツという喩えを使っているがまさにそんな感じ(モビルスーツ本当はよく知らないので雰囲気で!)。うまく、PMI(post-merger integration: 今回知った用語)が行われているのだとは思うのだけど、気持ちよく働けている。
もうちょっと何か喪失感みたいなものがあるのかなあと買収前は想像していたのだけど、そんなこともない。改めて、自分にとってQuipperとは何なのかということを考えてみると、設立当初からQuipperというプロジェクトを成功させたい、という気持ちは強かったけど、Quipperが自分のもの(株式的な意味やいろいろな意味で)という感覚はそもそもあまりなかったのかもしれない。Quipperプロジェクトの中の1メンバーという気持ちが強い。そして、今もQuipperというプロジェクトを成功させたいという気持ちは変わらず、それは今回のことで特に動くものでなかったという感じ。
こんな呑気なことを言っていられるのは今だけで、もしこれからQuipperの成長がうまくいかなかった場合、何か怖いことが親会社から起こるのかもしれないけど、それは今までの投資家のみなさまとの関係でもあまり変わらないし、これも大きな変化ではない。(今までQuipperに投資して頂いた方々は本当に自由にやらせてくれ感謝でいっぱい。)
いろいろな買収の形があるんだろうけど、Quipperの場合は今のところこんな感じということを書いてみた。なんか、他の人みたいに意識の高いことを書こうと思ったんだけど難しい!性格が。
まあ、そんな再加速中のQuipper、経営もより安定し、チーム拡大中につき、ここ最近いろいろな職種を募集中。順調に進みつつも、Quipperのコア中のコアであり世界へ広げるQuipperプラットフォームの開発をするweb開発者(RubyやJavaScript)の採用がちょっとうまく行っていない。フロントエンド/バックエンド問わず我こそはという方、よろしくお願いします。
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