Quipper現在の状況と積極採用中について

26th May, 2015 | quipper

ここ1、2年、東京オフィスでは積極採用をしていなかったのだが、事業拡大につき積極的な採用を再開している。表に出している公式の求人情報とは別の角度でQuipperとはどういう会社で、どういう人を求めているのか、みたいなことを書いてみることにした。

Quipperの今までと現在の状況

Quipper、創業5年目に入ったところ。最初の3年間はピボットの連続で、教育周りでいろいろなことをやってきたが、3年目の終わりくらいからサービスを絞り、成長フェーズに入っている。スタートアップ初期の荒波、生きるか死ぬかみたいなフェーズは終わっている感じだと思う。そこを楽しんでみたいと言う人にはちょっと遅いかもしれない。今はその次の成長フェーズで、そこを楽しみたい人にはぴったりのタイミング。初期の荒波は、それはそれで正直楽しいのだけど、落ち着いてプロダクト/サービスに集中し良いものを作る!というのは今のフェーズだと思う。

現在ほぼ唯一でメインのサービスはQuipper Schoolというもので、フィリピン、インドネシア、メキシコ、そして日本で展開している。大きく盛り上がっているのがフィリピンとインドネシアで、それを追うメキシコ、日本という感じ。今後展開国は増やしていく予定。

日本では、今のところオープンには展開していないので、どういうサービスか伝えづらいのだけど(これがQuipperの日本での求人の難しさ)、例えば、日本以外の国の様子はTwitterのtimelineを見てみるとこんな感じでユーザーに受け入れられているのがわかる。

今、フィリピンが夏休みでユーザー数が減っているので、インドネシア語ばっかりでわかりづらいけど。

他にも、

  • Facebookページ だと、35万likeくらいされている。
  • 最近の記事だと、 The Top Ten S'Cool Tools for Q1, 2015 でも紹介されたりしている。
  • Quipperの主催のイベントで、この前マニラで校長先生を集めたカンファレンスでは数百人が集まりすごい熱気だった。先生、生徒、両方に愛されるサービスになってきている。
  • Quipper School Blog というものあり、そこでスクリーンショットと共に新機能の紹介をしているのでどういうサービスかある程度イメージできると思う。

開発と開発体制

個人的に、Quipperは人生2度目のスタートアップの参加なのだが、1度目の反省をよく生かせていると思っている。もちろん、新しい反省も色々出てきているが、それはそのうちまとめる。

いわゆる技術的負債のバランスには気を使ってきたつもりで、それなりにはあるものの、3年の間ピボットを繰り返したわりには(ピボットの際に捨ててきた部分があるからとも言えるが)、少ないと思っている。が、ここはCTOである自分の贔屓目があるかもしれないので、同僚の突っ込みを待つ。

メインとなるサービスがすでにあるので既存のコードとは向き合ってもらう必要はある。「0からでないと書けん。俺の好きな言語/フレームワークで今すぐやりたい!」みたいなのは、すぐには難しいかもしれない。ただ、最近流行りのマイクロサービスにも多少乗っているので、その辺では好きなようなことができるかもしれない。eactや

体制的な面を紹介すると、現時点で、開発者やデザイナー、プロデューサーといった、プロダクト開発側の人間が20人ちょっとくらい。これが9月くらいに35人くらいになる予定。このうち、東京オフィスの人が1/3くらいで、残りの人はロンドン、マニラにいる。

プロダクト/サービス側は、全員で一つのサービスを作っている。ただ、国によるローカライズ(翻訳だけではなくて、機能的なものも含む)みたいなところもあって、その場合はその国にいる人が中心で作る。

開発側と非開発側(マーケティングや営業)との関係はとても良好。多少開発側が遠慮されているかも、というぐらいのやりやすさがある。この文化はそれなりに頑張って作ってきた。フラットに言い合える方向を目指している。

開発項目は、社内のビジネス側の提案を受けたりの他は、データを見たり現地のユーザーの声を聞いたりを元に全スタッフが機能提案をし、プライオリティを付け実装している。

オフィスは、設立順に、ロンドン、東京、マニラ、ジャカルタ、メキシコシティにある。 社内公用語は英語だが、CEO/CTOが日本人だし、日本人社員も多いのでそこまで怖くないはず。

求める/またQuipperに合うと思われる人物像としては、

  • この成長フェーズを楽しめる人。
  • 制度や、仕組み、コード、サーバーいろいろなところにそれなりに問題あるが、そこも楽しみつつ改善できる人。
  • Edtechという一見華やかっぽいが実は裏側にある教育業界の地味さを楽しめる人。
  • 海外に出てみたい人(オンラインorオフラインどちらでも)。
  • 世界を変えたいと思いつつ、それなりに色々な意味で現実的な人。

また、今、開発側の課題としてはこんなものがあるので、この辺を解決してやろうではないかという人に是非参加して欲しい。

  • 効果的で継続できる学習サービスをどう構築するか
  • (先進国以外のマーケットが多いため)貧弱なネットワーク、PC/スマートフォンでも快適なUXをどう提供するか
  • どうしても複雑になりがちな教育サービスというものをどうシンプルに提供するか
  • 世界中に展開できるようなスケーラビリティ(開発的な面でもシステム的な面でも)を持ったサービスどう構築するか
  • 膨大に溜まっている学習データをどう活かすか

募集職種

DevOps的な人

つい先日まで、サーバーサイド専任の人いなかったのだが、そろそろチームを作って進めていくフェーズだと考えていて、今までは募集していなかったポジション。

正直なんて呼ぶのがよいのかよくわからないポジション。Cloud Engineerみたいな呼び方もあるみたいだけど、そんな感じのイメージ。AWSやなんやかんやを組み合わせあれこれする感じ。

世界で通用するサーバー側の構築や、データ分析/レポート基盤みたいなものも作ってもらうことになる。体制的に開発側との境がないので、下のWebサービス開発者との兼任も問題ない。というかむしろ兼任できるぐらいの人がいい。

Android or/and iOSアプリ開発者

Quipper、設立当初はモバイルアプリの会社としてスタートしたのだが、紆余曲折あり、途中でほぼAndroid/iOSのネイティブアプリ開発を止めていたが本格的に再開した。

UIデザイナー

特に、モバイルアプリ(Android/iOS)の設計/デザインをしてくれる人を探している。現在ロンドン、東京、マニラで計4人のデザインチームに入ってもらうことになる。アプリ愛のある人是非。

Webサービス開発者

Quipper開発陣で一番多い主力なところ。SPA(single page application)な構成が多いのでフロントエンドに強い人歓迎。このポジションも、ロンドン、東京、マニラに散らばっている。GitHubやSlackでのリモートでの同期/非同期がそれなりにうまく行っているので、そういう開発スタイルに興味ある人にも面白いはず。フロントエンド側はMarionette、一部Reactな感じ。サーバーサイドの言語はほぼruby。

応募先

応募は質問等はwantedlyの各ページからでもいいし、とりあえず話を聞いてみたいということであれば、直接 tomo at quipper.com にメールしてもらってもいいし、6月一週目に東京に行くのでそのときに直接会って話すのでもok(昼でも夜でも)。お待ちしています!

追記:


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