resqueとRails

19th Jan, 2010 | ruby rails resque

前回 の続き(だがあんまり書くことなかった)

Railsとの話の前に、前回書き忘れてしまったのだけど、resqueには、1日1回実行する、と言ったスケジューリングの機能はない。スケジュール機能は別のそういう機能を持ったソフトウェアに任せる(代表例: cron)か、自分で作る必要がある。また、resque-scheduler といresqueのプラグインタイプの物もある。現在どの方法が良さそうかか評価中なのでそのうち書く。

さて、Railsとの連携だが、resque自体がそもそもGitHubのRailsシステム用に作られたという経緯から、もちろん非常に親和性が高い。たとえば、worker毎にRailsのEnvironmentが一回ロードされるだけなので余計な資源を食わなかったり、RailsアプリのWeb UIから非同期な処理の扱いなども簡単にできる。

さて、インストール

./script/plugin install git://github.com/defunkt/resque

gemでインストールする方法ある。詳しくは http://github.com/defunkt/resque 参照。

設定

これも特に難しいところはない。前回も書いたように必要になるのは Redis サーバを指定するところのみ。作るファイルは3つ。全部上記READMEに書いてある。

  1. config/initializers/resque.rb
  2. lib/tasks/resque.rake
  3. config/resque.yml

Workerの起動

インストールが完了するとRailsのrake taskに以下の二つが追加される。

  • rake resque:work                           # Start a Resque worker
  • rake resque:workers                        # Start multiple Resque workers

このコマンド経由で実行するとRailsの環境を読み込んだWorkerが起動し、Jobの中でRailsとまったく同じ環境でプログラミングすることができる。

optionとかは単体での起動と同じ。

例: QUEUE=default rake resque:work

非同期処理

Web系アプリではレスポンスの速さがとても大事なので、処理に時間がかかる部分は、とりあえずレスポンスだけユーザに返してしまって、残りの処理は裏でやるということがよく行われる。resqueを使うとこの処理を簡単に行うことができる。と言ってもresque側で何か特別な非同期用の仕組が用意されているわけではなく、Web側のアプリでは、単に Resque.enqueue を呼ぶだけでの話。そして、Jobの中で再度元のクラスのmethodを呼ぶということで簡単に実現できる。この辺、変に凝った仕組ではなくとても簡単でいい。

まとめ

なんか色々なことが簡単にできてしまって、何かを見落としているのではないかという気分になるresque。まだ実戦投入してないので、その後見えてくることも多いと思うので、解り次第また何か書く。

追記: 実戦投入した


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