前にも書いたようにこのブログはARP NetworksのVPSで動かしている。
ブログだけやっている分には10ドルの一番安いコースで余裕なんだけど、MongoDB周りとか含め色々試したいことがあったのでアップグレードしてみた。
問い合わせフォーム経由で担当者とやりとりして、アップグレードの時間とかを決めるぐらいで、とても簡単に終わった。10分くらいシャットダウンが必要みたい。もちろんディスクの中とかもそのままなので快適。やりとりの途中で2日くらい担当者から音沙汰がなくなったのはちょっと焦ったけど。まあ仕方ない。
やりとりに多少の英語が必要だけど、それ以外はなかなかいいんじゃないかな。最近は全然落ちないで、快適に使えてる。
追記: 最新情報はこちらです。
MongoDBが流行ってきてる風なので、これだけ読んでおけばMongoDBの雰囲気がわかるだろうってところを、日本語訳が終わっているところから集めてみた。
なるべく順に読めるように並べたつもりだけど、前後してるところもあると思うので、とりあえず読み進めるのをお勧め。
まず、何はなくとも、
次にコレクションを触るためのシェル。MongoDBのシェルというのは、RDBMSでいうとSQLを直接叩くところで、PostgreSQLのpsqlコマンド, MySQLのmysqlコマンドみたいなもの。
実際にMongoDBを使って開発する場合、直接MongoDBを操作するよりも、各言語(PHPとかRubyとかJavaとか)のマッパー経由で使うことが多いとは思う。しかし、SQLを知らないとO/Rマッパーを使いこなすのが難しいように、シェルからのデータ操作は最初に覚えて置いた方がいいだろう。シェルでの操作は、SQLと見た目はずいぶん違うけど、SQLの考え方と似ていることも多いので、RDBMS経験者ならすぐに理解できるはず。
チュートリアルをやって感じを掴もう。とりあえず読むだけでもok。
KVSなデータベースなMongoDBだけど、SQLっぽい色々なクエリーをサポートしている。
性能面に関しての設計とかノウハウ。
Shardingが簡単にできるところがMongoDBの魅力の一つ。
その他最初のうちに読んで面白そうなところ。
誤訳とか指摘してくれると嬉しい。日本語typoの指摘も大歓迎。ここのコメントでもいいし、Twitterでもok。
ドキュメントはまだまだ残っているので、まったりと更新していく予定。
enjoy!
MongoDBの翻訳全般については、 こちら参照。
これまではcommitされたコードを、commit(push時)メールでなんとなく見ていたが、取りこぼしも多いし、忙しいと、つい見なくなってしまうので、なんかいい方法はないかなとここ数カ月くらいぼんやり考えていた。で、簡単なスクリプトでできそうと気づいたのでメモ。Githubに置いてあるようなオープンソースなコードとかも追いやすいんじゃないかなー。
ちなみに、このスクリプトを書く前に、コードレビューシステム的なのを導入しようかとGerritとか、Review Boardを少し試してはみた。でも、うちで使うにはちょっと大げさ過ぎるので、導入してもツールに踊らされる or 使わなくなる、という感じがしたので、とりあえずやめた。
いまいち気に入らない点としては、Gerritとかは完全にcommit単位でのレビューなんで、ちょっとしたパッチレベルならいいのだが、がりがり書いていく中ではちょっと現実的ではないかな、という感じがした。同じ機能追加/修正のために、同じ日に同一のファイルの同じような場所に複数回commitする、ということはよくあると思うが、そういう場合に1 commitずつ見る意味はあまりないかな、という感じ。それと、普段エディタで書いてるので、レビューもエディタでしたい、ってのもある。
追記: 指摘されたのだが、もちろんGitのsquash機能を使いこなせば、きれいな1 commitにまとめられることも多いだろう。でも、それでもやはり限界はあるし、綺麗なcommitセットとログを作ることに時間をかけるのも本末転倒な部分もあるかな、と。もちろん 1 commit は 1機能の追加/修正するという原則は基本的には徹底したいんだけど。それと、個人的には複数人が同じようなところ修正した場合も一個の差分として見た方がわかりやすい。
自分の中でやりたいことをまとめると、
- 毎日レビューするという前提 > そこまで大量なコードを相手にするわけではない
- リポジトリの(あるブランチ)中全部のコードを対象にしたい
- 前回レビューしたところから現在までのソースの差分を見たい
- 同一のファイルに対する複数回のcommitは一個の差分として表示
- ただしcommitログはファイル毎に全部表示
- レビューで問題や疑問があった場合には普段使っているBTS(Redmine)に投げる (ここはスクリプト化しない)
- 毎日のことなので、上記のことをコマンド一発で簡単にやりたい
こんな感じのスクリプトを作った。ほとんどGitのコマンド並べただけだけど、短いので全文出しとこ。
#!/bin/sh
if [ ! -d ".git" ]; then
echo "run in the git top directory."
exit 1
fi
reviewed_repo="REPOSITORY_TO_STORE_REVIEWD_CODE"
reviewed_branch="BRANCH_FOR_REVIEWED_CODE"
reviewed_combined="${reviewed_repo}/${reviewed_branch}"
output_file="reviewing.patch"
rm -f ${output_file}
for file in `git diff --name-only ${reviewed_combined}`; do
echo "==================================================================" >> ${output_file}
git log ${reviewed_combined}.. -- $file >> ${output_file}
echo "" >> ${output_file}
git diff ${reviewed_combined}.. -- $file >> ${output_file}
echo "" >> ${output_file}
done
if [ -f ${output_file} ]; then
emacs -nw ${output_file}
read -p "Approved?(y) " ans
if [ "${ans}" == 'y' ]; then
git push ${reviewed_repo} HEAD:${reviewed_branch}
else
echo 'ignored'
fi
else
echo "No unreviewed commit."
exit 1
fi
処理の流れ: (1-2 をするようなGitコマンドがありそうだが、探せなかった)
- git diff --name-only で前回から変更があったファイルの一覧取得
- 変更があったファイル毎に、git logとdiffで自分が欲しい情報作成
- 作成した差分をエディタで開く
- エディタを終了したら、プロンプトを出して、reviewが終わったか聞く
- 終わった場合には、現在までのcommit情報をレビュー済branchにpush
「前回レビューしたところまで」という情報をGitにブランチとしておくことで、未読管理とかめんどくさいことを全部gitにお任せできるので楽。これを置くところはローカルでもリモートでもいいんだけど、今回は未読情報を一箇所に置いておきたのでリモートに置いている。
たったこれだけなんだけど、なかなか気に入っていて、一日の中で時間が空いたときに、reviewしたいリポジトリに行って、 rv (このスクリプトに付けてる名前) とタイプするだけで、前回レビュー時からの差分が、慣れている emacs に出てきて、レビューが開始できる。オリジナルのソースにジャンプしたい場合とかもemacsのdiffモードにお任せなので楽々。
前もってpullさえしてあれば、オフラインでも当然動くので(最後のpushは今はリモートのリポジトリにしてるのでそこだけは場合によってネットいるけど)、電車で移動中とかどこでもできるのもいい。
たいしたことではないけど、日常なことを簡単にできるようにするってのは効率化(=自分の本当にやりたいことの時間を増やす)ための一歩ですよね。
しばらくこれで行ってみて、きつくなったら、レビューシステムを再検討してみるつもり。
追記: はてブでわかりにくいという反応を頂いたので図を書いてみた。数字は上のリストの数字と対応してる。正確にはReviwed branchはローカルに持ってきてからlogとdiffをする感じ。
全体的に、なんかもっといいGit標準的なやり方がありそうで、ちょっと自信ないのだけど。
MongoDBの翻訳全般については、 こちら参照。